HEROs AWARD 2017 - Sportsmanship for the future

HEROs OF THE YEAR

特定非営利活動法人Being ALIVE Japan

スポーツを通じて、
長期療養を必要とするこどもたちに「青春」を

PROJECT OVERVIEW

入院治療中のこども向けのスポーツ・文化活動の提供。(対象:小中高生)
国内外のNPOと連携したスポーツ・レクレーション事業の実施。
プロ・社会人・大学スポーツチームへの入団を通じた長期療養を必要とするこどもの退院・復学支援事業。

プロジェクト名
スポーツを通じて、長期療養を必要とするこどもたちに「青春」を
取り組む社会課題
難病や慢性疾患等、長期療養を必要とするこどもが全国25万人以上もいる。長期療養を必要とするこどもは入院中をはじめ、退院後の生活の中で身体を動かす機会が少なく、体力維持が課題である。また長期入院や身体的な制限は長期療養児の体力低下だけでなく、自信喪失や社会との繋がりが希薄になりがちである。スポーツを通じて長期療養児の体力向上、及び目標や希望、選択肢で溢れる青春をつくることで、療養中のこどもの自立を支援し、また長期療養生活を支える人の存在「TEAMMATES」を社会に増やす活動に取り組む。
目標/ミッション
長期療養を必要とするこどもたちが病院、学校、そして地域社会の中で多様な可能性を築き、そしてともにいきていく関係を築くことを支援する事業企画・運営・研究・開発を多分野に渡って広く共同して行う。
活動開始時期
2009年~(継続中)
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COMMENTS

松田 裕雄
株式会社Waisportsジャパン代表取締役
人の成長が「多様性と学び合い」にあると考えますと、この取り組みの最大の意義は、そうした「多様性に富む成長の場の創出」を長期療養という極めて困難な領域にスポーツを活用して挑み、見事に実現し、そして成果もあげ続けているということにあると思います。

療養児(難病や慢性疾患といった多様さ)、アスリート(種目や世代、レベルを越えた競技者といった多様さ)、事務局スタッフ(校長会や学会等様々な現場で成果を発表という多様さ)と三者多様に対し、まさにお互いが「未知の世界」に触れ合い、「自己認識を高め、主体性や社会性向上に繋がる体験」で学び合い、高めあえる「場」が創出されていました。「大人も子供も療養者も競技者も、立場の違いを「無」にできる」というスポーツならではの魅力が全面に押し出された形での高い成果(全国への波及)は、とても意義深いといえます。

社会性と事業性の両立が「極めて困難な領域」のなかで高い完成度を以て実践されていた本取組みの挑戦的且つ社会的魅力はHEROs AWARD 受賞に相応しいものであると思います。おめでとうございます。
萩原 智子
水泳/シドニー五輪競泳日本代表
この度は、HEROs AWARDの受賞、おめでとうございます。
難病の子供たちが、スポーツやアスリートに触れ合った瞬間の笑顔、一生懸命に取り組む真剣な表情が印象的です。
プロ・社会人・大学スポーツチームと協働することで活動が幅広く、今後、更なる可能性を感じています。
スポーツ、そしてアスリートの力で難病の子供たちに夢をプレゼントできる活動に敬意を表します。
特定非営利活動法人Being ALIVE Japan
この度はHEROs AWARDに選出して頂き、誠にありがとうございます。このような素晴らしい賞をいただけましたのも、当活動に賛同・協力して下さるアスリートやクラブ関係者の皆様をはじめ、医療・教育関係者、スポンサー、ボランティアのご尽力のおかげです。そして楽しく参加して下さるお子さんとご家族の皆様にも、御礼を申し上げます。
一言では伝えきれないのがスポーツの力。私自身、こどもの頃に長期療養生活を送り、その頃は「もう一度走りたい」というスポーツを続けたい思いが治療を頑張るモチベーションでした。結果的には病気でスポーツを諦めましたが、今そのスポーツを通じて長期療養中のこどもたちに目標や希望、仲間の存在で溢れる青春を届ける、新たなモチベーションに繋がっています。
入院や治療生活をはじめ、身体的な理由によって限られてしまう青春。医療者や家族だけでは創りだせないこどもたちの「青春」は、TEAMMATES(仲間)となら創れます。TEAMMATESの存在は長く続く療養生活の支えだけではなく、こどもたちの人生の糧になると私は信じています。さらに全国にTEAMMATESの輪を広げていけるよう、こどもたちのように多様な可能性を切り開く団体として成長していきたいです。
「スポーツを通じて、長期療養中のこどもたちにTEAMMATESとの青春を」という理念のもと、2015年にBeing ALIVE Japanを設立。アスリートと協働し、入院治療中のこどもや退院後のこども向けのスポーツ活動を病院や学校の中で提供している。また長期療養中のこどもがスポーツチームの一員として入団し、定期的に練習や試合活動に参加する活動をBリーグに所属するプロバスケットボールクラブをはじめ、社会人アメリカンフットボールや大学スポーツと取り組んでいる。「スポーツ×長期療養中のこどもの自立支援」という新しい支援の可能性に取り組んでいる。代表北野華子自ら病児向けのスポーツ・レクレーション活動の企画運営、および長期療養中のこどもとご家族の心理社会的支援をする専門職である他、小児科医、看護師、元プロアスリート、スポーツマネージメント専門とするスタッフ、患者の家族としての経験のある広報スタッフ等、多様なバックグラウンドをもつスタッフとともに、こどもたちのTEAMMATESとの青春を実現している。